
理事兼QA事業部長/
平素よりISO審査登録業務に関し、多大なるご支援とご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。
昨年の政界は、安倍総理大臣の突然の辞任、小沢代表の辞任騒動、そして参議院議員数の与野党逆転と大きく揺らぎましたが波瀾万丈を経てようやく落ち着きを取り戻しつつあります。経済面では世界同時株安の一因となったサブプライムローン問題、原油・物価高騰、世界同時株安など多くのマイナス影響がありましたがBRICs、VISTA景気、特に中国の2ケタ成長に助けられ「貿易黒字は緩やかに増加」、実質経済成長率1.8%(今年度2.1%成長予想:日銀展望)とまずまずの景気が継続中とのこと。
一方、私の実感ではこのような状況はほど遠く感じます。福田総理大臣の就任以降、議案等は党内及び他党との話し合いによる調整を重視し、推進しているものの景気向上策のアウトプットが得られないなどの要因もからみ「踊り場景気(内閣府3月20日付け月例経済報告)」というマスコミ報道を実感するに至りません。また、2008年1月~3月の中小企業の景気調査(経済産業省3月28日発表:中小企業全産業の業況判断DI マイナス29.8)でも景気は悪化していることが発表されています。
また、昨年は社会的不祥事の頻発も問題となりました。食品業界では牛ミンチ偽装問題、洋菓子・和菓子(餅)の製造日改ざんや回収品再使用問題、地鶏偽装などがマスコミを賑わしました。また、年金問題、保険金不払い、前防衛庁の過剰接待、いじめ、相変わらずの耐震偽造など等々倫理的・社会的秩序の荒廃が報じられ、緊急かつ、適切に解決しなければならない重大な課題が山積されています。
弊QAセンターは平成5年6月の設立以来15年目となりましたが、他審査登録機関の審査登録件数が激減傾向にも係わらずマネジメントシステムの審査登録件数約2,350件を維持しております。受審・関係組織の皆様及び職員の協力と感謝しております。
また、昨年は、審査登録機関に要求されるISO/IEC17021移行の為のシステム構築に取り組みました。今春の認定移行を目指しています。これを機に審査登録業務の更なる「信頼性・安心・安全の向上」の確立に努めるとともに、審査機関に求められる公平で客観性のある審査のためISO/IEC17021の6原則「公平性、力量、責任、透明性、機密保持、苦情への対応」を中心とした継続的改善を今年度も積極的に進めてまいります。新規審査登録業務につきましては食品安全分野の国際的審査機関ネットワークを活かしISO22000(2008年1月25日JAB認定取得)の新規審査登録組織獲得に取り組んでまいります。
本年は、企業の社会的不祥事を未然に防止し倫理的・社会秩序に対する課題に対応するためにも、コンプライアンス(法令遵守等)を重視した審査業務を通して、組織に向けられた社会的な要請に応え、しなやか、かつ 鋭敏に反応しながら、企業の目標実現のお役に立てればと存じます。皆様方の更なるご協力とご支援をよろしくお願い申し上げます。
今期も皆様方のご協力とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
田村 明